経験談

自分の特徴を知ることは、幸せにつながる<前編>

文:猪又 竜

 皆さんこんにちは。先天性心疾患と共に45年生きております、猪又竜と申します。SOMPOホールディングス株式会社人事部の社員として、SOMPOグループのダイバーシティ&インクルージョンの推進を担当しております。その他にもヘルプマークの啓発や、子どもたちへ多様性についてお話ししたり、専門学校で非常勤講師をしたりと、自分の病気(特徴)をフルに生かした仕事をしております。

 先日通院があり、心臓の手術を1年以内に受けることが決まりました。45年の患者人生の中で3回目の開胸手術となります。

 私の心臓病は今のところ日常生活にほとんど影響がありません。疲れたりしてくると不整脈がバンバン出ますが、動けないわけではなく、デスクワークや家事はできます。そう聞くと、なぜ心手術が必要になったのか不思議に感じませんか?

 2回目の手術の際に執刀医にこう聞きました。「日常生活にはほとんど影響がないのに、手術を受けないとダメなんでしょうか?」。すると執刀医は「手術というものは治療の最終手段ではないのです。具合が悪くなってからでは手術に耐えられない心臓になっているかもしれません。心臓がなるべく元気なうちに悪いところを修復することが大事なんです。」と答えました。(後編へ続く)

<この記事を書いた人>
猪又 竜(先天性疾患(完全大血管転位症))
SOMPOホールディングス株式会社人事部、長野県ヘルプマークディレクター、長野県教育委員会人権教育講師派遣事業 講師、長野看護専門学校 非常勤講師