文:﨑山 みゆき
「ペースメーカー埋め込み」
仕事がしたい一心で踏み切った、この手術。私は機械と仲良くするために以下の二つを試みました。
1 メーカー・色を自分で選ぶ
医師に相談しても選ぶことは困難で、通常は病院の指定となってしまいます。「私の第二の心臓なのだから、色はピンクや薄いオレンジの暖色がいい。色を付けて」というと…苦笑されました。
2 電磁波の危険度調査情報の入手
心臓病なので所轄は厚生労働省かと思い込んでいたが「電波」なので総務省。器機については工業会。縦割り行政に右往左往…。救世主になったのが一般社団法人日本不整脈デバイス工業会
メールの質問に懇切丁寧に返信いただき安堵しました。
この経験を通じて感じたのは、私たちクライアントは、もっと医療機器に対して、学び、発言すべきだということです。私は幸い「埋め込み者」。行政・企業・当事者のブリッジパーソンになることができればと考えています。
◆今回のコラムを執筆いただきました﨑山みゆきさんは、内閣府が主催する令和4年度「心の輪を広げる体験作文」でみごと入賞され、佳作を受賞されています。作品は以下のリンクよりご覧いただけます。
ぜひご覧ください。
タイトル「つけ麺男子の両立支援」
https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/r04sakuhinshu/pdf/sakubun/k_g.pdf
<この記事を書いた人>
当事者メンバー 﨑山 みゆき
(心不全(虚血性心疾患・徐脈)、不整脈、ペースメーカー埋め込み 障がい者認定一級)