経験談

夜中に止まる44回の心臓

文:徳永 晃 

 あなたは生きていますか? 生きている。 それはそうでしょう。
 あなたは明日生きていますか? 生きている。 それはどうでしょうか。
 私は、拡張型心筋症の患者です。症状をざっくり言えば、心臓の筋肉が何らかの原因で弱くなり動きがままならなくなって心臓が大きくなって最終的には止まってしまう病気で心臓移植しか助かる見込みがないと言われる病気です。
 そんな38歳の私が普段の生活でだるさが取れず、24時間心電図をつけて検査した時の医師の言葉です。 「あなたの心臓は夜中に44回止まっていました。とても危険です。まだ若いから次の朝目が覚めていただけで、高齢の方だったらそのまま朝が来ることはないでしょう」と。えっ、まだ若いから生きていたのかとびっくりしました。その後ICDを埋め込んだり薬を使ったりして何とか過ごす事が出来て今がありますが、皆さんもちょっと不安を感じたり気になることがあれば病院を受診してくださいね。
 それとその先生に、怠いからアルコールを飲んで意識が無くなって眠るなんて言ったら、それは気絶しているだけで寝てるんじゃないんだって、これも若いから朝目が覚めているだけだからとお𠮟りを受けました。飲酒は適量をたのしく飲みましょう。

自分の明日のために。

◆本コラムは、with Heartプロジェクトで開催したライティング講座を受講された方のコラムです

<この記事を書いた人>
当事者メンバー 徳永 晃